射撃場での事故・・・(隊長)


こんにちは。埼玉県越谷市と春日部市、東京都足立区竹ノ塚にある自衛隊式トレーニングジムアーミーフィットネスジム」の伊藤隊長です。

先日岐阜市の陸上自衛隊射撃場で、陸上自衛隊の新隊員教育中の18歳の自衛官候補生が、射撃の実射訓練中に教官と指導員に対して発砲、2名が死亡するという痛ましい事件が起こりました・・・



教官は52歳で死亡、指導員2名は25歳で1名死亡、1名重傷とのことです。

18歳の自衛官候補生は52歳の教官に叱られたという趣旨の供述をしていてると言われています。

私も新隊員の教育で射撃の指導をしていたことがありますし、もちろん射撃場では新隊員が射撃するすぐそばで指導にもついたこともあります。

指導員の一番大きな役割は、安全管理として銃口を人に向けたら注意するとか、危険な行為をしたら厳しく指導することです。

ただ今回はおそらく新隊員前期教育の最後の射撃検定ということで、「安全管理」以外にも良い点を取らせるために「修正補正」の役割も大きかったのではないかと思います。



ただ個人的な見解ですが、本当に「恨み」で人を殺す気があれば、それを防ぐのは大変難しいと思います・・・

そうならないように日頃から、指導する側は新隊員とコミュニケーションをしっかりとって、なんできつく叱ったのか、そして叱ったのならばその後のフォローもしないといけません。

叱られたことがない自衛官なんて、一人もいないと思います。

私が自衛隊の新隊員の時も理不尽な教官や班長などは少なからずいて、叱られたこともたくさんありました。

そんな時、同期と一緒に励まし励ませれ一致団結して、厳しい教育期間を乗り切ってきました。

逆に自分が教官や班長の時は、叱る時や怒る時は必ず理由がありました。自分がイヤだったので理不尽な理由で怒るのは絶対に嫌でした。

とにかく再発防止のためにも、今回の事件の背景をはっきりさせて広く開示してほしいと強く思います。

指導に問題があったのか、その隊員の資質に問題があったのか・・・

そして今後このような事件が起きないように、元自衛官として心から願うばかりです。

今回逝去された2名のご冥福をお祈りいたします。

それでは、また。

 

追伸

自衛隊の教育は本当に素晴らしいと確信を持っています。

今回の事件で自衛隊の教育が厳しすぎる、危険すぎる等ネガティブなイメージがつかないように心から願います。

 

 

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