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高血圧を予防するには?


こんばんは!埼玉県越谷市と川口市、春日部にある自衛隊式トレーニングジムアーミーフィットネスジム」の伊藤隊長です。

ラグビー日本代表の挑戦が終わりました。

南アフリカとの戦いは激戦でしたが、やはり細かいところで小さくない壁があったように思いました・・・



しかし日本中に大きな感動を与えたことでこれからよりラグビーがメジャースポーツになって、競技人口も増えていつかワールドカップで優勝することも夢ではない気がしています!

来年はオリンピックで7人制ラグビーがあるので、その時にまた大きく盛り上がるのではないかと思っています!!!福岡選手がトライを決めまくる姿が今から楽しみです(>_<)

 

さて今回のブログでは、高血圧を予防するトレーニングについて少し説明したいと思います。

高血圧とは、安静状態での血圧が慢性的に正常値よりも高い状態をいいます。高血圧になると血管に常に負担がかかるため、血管の内壁が傷ついたり、柔軟性がなくなって固くなったりして、動脈硬化を起こしやすくなると言われています。

血圧を(何度も)測定して「140/90(mmHG)」の数値を超えると高血圧と言われています。



厚生省の調査では約3,400万人が該当しますから、人口のざっと4人に1人が高血圧という国民病とも言えます。

「たかが高血圧ぐらい」と考えがちですが、放置すると心臓や血管、さらに他の臓器にも障害をきたし、心臓の肥大(左室肥大)・たんぱく尿・脳卒中・心不全・冠動脈疾患(狭心症、心筋梗塞)・腎不全・大動脈瘤・動脈閉塞症などが起こりやすくなります。

原因としては遺伝もありますが、食塩過多・アルコール・肥満・喫煙・運動不足・ストレスなどが挙げられます。



ですので、高血圧予防には、食塩制限・アルコール制限・体重減少(ダイエット)・禁煙・適度な運動・ストレス解消などが挙げられます。

 

ここでは特に「適度な運動」について詳しく説明していきたいと思います。

適度な運動には血圧を下げる効果があるとされています。週に30分から2時間か、月に2~12回程度の運動量で血圧が下がったという報告もあります。

問題は運動量よりも運動強度です。

運動強度が低・中強度であれば問題ないのですが、高強度だと血圧上昇が顕著になるので気をつけなければなりません。。。

目安としては心拍数が100~120程度です。

つまり・・・あまり「はあはあ」しない運動強度と言えます。有酸素運動のウォーキングやジョギングなどは全く問題ありません。筋トレも強度が低ければ大丈夫です。

さらに注意が必要な点として運動療法は、1週間あたりの総運動時間あるいは総消費カロリーで設定することが適当であるといわれています。

例えば1回の運動時間を長く設定し1週間の運動回数を減らすか、運動強度を低く設定し1週間の運動回数を増やすなどの設定を個人に合わせて考えることができます。

仕事の都合(仕事が忙しい時は週1回長めにするなど)や自分の体力(体力がなければ少ない時間で頻度を増やすなど)を考慮してやり過ぎないように注意しながら適度な運動をするようにしましょう(^_^;)

個人的には週に1時間(30分を2回)月に8回(週2回)を目安にして、トレーニングも軽めで息があがってきたら無理しないでやめるか、休憩を長めにとるようにすれば良いと思います。

特に運動を始めたばかりの人は絶対に無理はしないようにしましょう(+_+)

 

高血圧を予防するには運動療法だけでは十分ではなく、日常的な食事や生活習慣も併せて改善する必要もあります。

その点ではダイエットや肉体改造にも共通するものがあります。

高血圧の方はトレーニング中、自分の心拍数だけはいつでも首筋や手首の脈を計測出来るようにして気をつけながらトレーニングするようにしましょう(^_^;)



それでは、また。

 

追伸

私が中学生の時に今回のようなラグビー日本代表の姿を見ていたら、きっと部活でラグビーを選んだような気がしています!

私の息子は来年中学生になりますが、息子の通う地元の中学はラグビー部がないのですごく残念です・・・(T_T)

 

 

 

 

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筋肉痛にはしっかりアフターケアを!


こんばんは。埼玉県越谷市と川口市、春日部にある自衛隊式トレーニングジムアーミーフィットネスジム」の伊藤隊長です。

11月になりました!先月10/28に開催した「レンジャー漫談&コント」は大盛況で終わりました!!!30名以上の会員さまにご来場いただいて、レンジャー佐々木の漫談と、5本ものコントを楽しんでいただきました(^O^)





また機会があれば年に1回ほど?開催できればと思っています!?

 

さて、本日は筋肉痛のアフターケアについて少しお話したいと思います。

筋肉痛は遅れてやってくることから「遅発性筋肉痛」と呼ばれています。その中でも5つの要素「乳酸」「筋痙攣(こわばり)」「結合組織損傷」「筋肉損傷」「炎症」があります。

トレーニングによる過度な刺激が筋肉を損傷し、上記のような状態を引き起こして筋肉痛が発症すると考えられています。

筋肉痛はトレーニング後24時間頃から発症し、その後72時間までの間にピークを迎えるとされています。





筋肉痛発症間は、筋力の減少とともに関節の可動範囲が狭くなり、運動のパフォーマンスが低下します。

筋肉痛が回復していない場合、十分にトレーニングの総負荷量(ボリューム・強度)を高めることが出来ません。。。


 

筋肉痛は蜜の味・・・とは言いますが、筋肉痛から早く回復することは悪いことではありません!

そのために筋肉痛を予防・改善するためのアフターケアが重要になります。

アフターケアとして、マッサージ、寒冷療法、交代浴、冷水浴、ストレッチ、軽い運動(ジョギングやウォーキングなど)、加圧ウェアの着用、電気刺激などがあります。

アフターケアでどれが筋肉痛・疲労感・炎症に一番効果あるか?という実験分析報告があるので、それを簡単に紹介すると・・・

筋肉痛に1番改善効果があるのは「マッサージ」で、次いで軽い運動、加圧ウェア、寒冷療法、交代浴、冷水浴による効果が認められましたが、ストレッチや電気刺激による効果は見られませんでした。

疲労感の改善効果においても「マッサージ」が1番効果が高く、次いで加圧ウェア、冷水浴による改善効果が見られました。その他の寒冷療法、ストレッチ、軽い運動、交代浴、電気刺激による効果は認められませんでした

炎症の改善効果には冷水浴や寒冷療法がもっとも効果的であったと報告されています。

つまり・・・意外ですが、ストレッチによる筋肉痛や疲労感への改善効果は認められませんでした

 

新しいトレーニングにチャレンジしたときや、オーバートレーニングのときには筋肉痛が生じやすくなります。そのときはアフターケアとしてマッサージを選択すると良いでしょう!

ストレッチによる筋肉痛の予防効果は期待できませんが、柔軟性や筋肉のこわばりの改善を目的に行うことは推奨されています

 

私個人の話をすれば、今年からドクターエアの電動マッサージローラーをジムに導入したので、自分のトレーニング後には必ず15~30分程度電動マッサージするようにしています。



やはり上記の実験報告通り、翌日以降の筋肉痛がかなり軽減されてるような感じがしています(^_^;)

もしアーミーフィットネスジムの会員さまで、トレーニング後いつも筋肉痛が痛すぎて困る(T_T)という方は、ぜひジム内に置いてある電動マッサージローラ―をトレーニング後10分程度使用してみてください!!!

それでは、また。

 

追伸

ドクターエアの電動マッサージローラーは1万円くらいなので、自分の家にも1つあってもいいかなと思っています(^o^)

 

 

 

 

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「ロコモ」って知っていますか?


こんばんは。埼玉県越谷市にある
アーミーフィットネスジム
伊藤隊長です。

さあ学生にとっては夏休みの始まりですね!!!
海に山にプールに楽しい思い出を作ってほしいと
思います!

水の事故には十分注意して楽しい夏休みを過ごして下さい!

ちなみに今日は越谷花火大会です!!!
(去年は花火大会の日にアミコンしたことを思い出しました。。。)



 

 

 

 

 

 

 

さて本日は「ロコモ(ロコモティブ症候群の略)」に
ついて少しお話したいと思います。

「ロコモ」とは骨、筋肉、関節、神経といったカラダを
動かす「運動器」の衰えにより、近い将来介護が必要に
なる危険性が高い症状を持っている、あるいはすでに
要介護になっている状態です。

杖や歩行器に頼らないと歩けない人は、近いうちにロコモに
なるリスクが高いと思います。

ロコモは高齢者がなるもの。自分には関係ない」と
思っている方も少なくないでしょう。

しかし・・・

厚生労働省の調査によると、40歳以上の男女の5人に
4人が「ロコモもしくはその予備群」という衝撃的な
結果が出ています。

体力低下が著しい40代のうちから手を打たないと、
健康寿命が短くなります

ちなみに健康寿命とは、「介護を受けたり、寝たきりに
なったりしないで、自立して健康的な日常生活が送れる
期間」のことです。

厚生労働省では、2013年3月から取り組む「健康日本
21」の第2次計画で、ロコモ予防を大きな柱に据えて
います。

世界随一の長寿国日本の平均寿命は平成22年で
男性79歳、女性86歳です。



 

 

 

 

 

それに対して健康寿命は・・・
男性70歳、女性73歳です。

男性で9年、女性で13年近くも介護なしで日常生活が
送れない期間があるんです。。。

これから目指すのは、単に長生きするだけでなく、
自立して健康的な生活が送れる健康寿命を延ばすことです!

そのために必要なのがロコモの予防です。

ではロコモをチェックする方法として、日本整形外科学会
では、高齢者を意識して次の7つの項目でロコモをチェック
する方法を提案しています。

1 片足立ちで靴下がはけない
2 家の中でつまづく、滑る
3 階段を上るのに手すりが必要
4 横断歩道を青信号で渡りきれない
5 15分続けて歩けない
6 2kg程度の買い物をして持ち帰るのが困難
7 掃除機の使用などの、やや重い家事が困難

ロコモが増えている根本的な理由は、医療の発達などを
背景に伸び続ける平均寿命に運動器の寿命が追い付いて
いないからです

1950年ごろまでは平均寿命は男女とも60歳前後で
多くの方が運動の衰えとともに寿命を迎えていたので
ロコモはクローズアップされませんでした。



 

 

 

 

 

 

 

ところが今は100歳以上の百寿者が全国で5万人を
超えるなど、半世紀前とは比較にならないくらい長寿化
しています。

今40代の人が高齢者になるころにはもっと寿命が
伸びて平均寿命100歳になっているかもしれません。。。

健康寿命を延ばすためにこれまで国は「要介護の一歩
手前の人が寝たきりにならずに自立するためには何を
すべきか」をメインに据えていました。

しかしこれからのロコモ対策は「予防」が重視されるように
なっています。

その理由はロコモ予備群である40代に明らかな体力不足
が見受けられるからです。

文部科学省の新体力テストの結果(平成21年度)によると
40代後半から著しい体力低下が見られます。

さて長くなりましたが、まだお付き合いください。

ロコモには3つの要因があります。

1 筋力の低下
2 バランス能力の低下
3 運動器の疾患(骨粗しょう症、変形関節症など)

なかでも40代からの衰えが目立つのが筋力の低下です。

エイジングとともに肌にしわが増えてハリがなくなるように
年を重ねるごとに筋肉の細胞も老化が進んで、筋肉の
減少が起こります

年齢による筋力の低下よりも、さらにひどいのは
生活習慣による筋力の低下です。。。

便利な現代生活に慣れていると運動不足になって筋肉が
減っていきます・・・

徒歩3分近くのコンビニまで行くのに、自転車を使うのか
自動車を使うのか。

駅で階段を使うのか、エスカレーターを使うのか。

掃除機を使って掃除をするのか、自動掃除機(ルンバなど)
に任せてしまうのか。

「便利なものを使うけど、運動習慣を身につける」のか、
「運動習慣はないけど、極力便利なものを使わない」のか。

そうすることで、ロコモ予防をすることが出来るのでは
ないでしょうか。

ぜひ、あなたもロコモ予備群にならないように、運動を
意識して筋力の低下を防いでください!

それでは、また。

 

追伸

私は「便利なものを使うけど、運動習慣を身につけよう
というタイプです。

駅ではエスカレーターも使うし、近くのコンビニまでも
自転車を使います。。。

おそらくほとんどの人は駅でエスカレーターを使うので
はないでしょうか?

考え方一つで、運動する時間がないと言って運動しない
人も階段の上り下りで下半身の筋力低下は防げるはずです。

忙しく時間のないサラリーマンの方も週に2回
位は階段デーを作ってみてはいかがでしょうか!?

 

 

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